水を上手に飲んで健康に
人は1日に約3リットルの水分を外に排出している
毎日水をどのように飲んでいますか?喉が渇いた時、気分次第で好きな時、とあまり意識したことがないかもしれません。
私たちの身体は約70%の水分でできています。そして、ただ座っているだけでも、1日に3リットルの水分が尿や便、汗や呼吸によって身体の外に排出されていると言われています。
食事に含まれる水分を差し引いたとしても、このうちの約半分、最低でも1日1.5リットルの水を取る必要があるとされています。
健康づくりのための飲み方
標準体型の成人で、1日約1.5リットルの水を取る必要があるとされていますが、これは生命維持に必要な量なので、不足すると新陳代謝が悪くなり、肌荒れ、便秘、血行不良、脱水症状を引き起こします。
血行不良になると、髪に十分な栄養が行きわたらず、抜け毛が増えたり、コシのない細毛の原因になります。
脱水症状がひどいと汗や尿が排出されないため、体内に老廃物がたまるだけでなく、血液の流れが悪くなり、全身の昨日に障害を引き起こし、死に至ることもあります。
効果的な水の摂り方は、常温の水でコップ1杯(200cc程度)を1日に6〜8回に分けて飲みましょう。体を冷やすので冷水よりも常温がおすすめです。
また、加齢とともに、喉の乾きを敏感に感じられないようになり、体内の水分量が減っても喉が乾きにくくなっていきます。喉が渇いた時に水を飲むのは、とても大切なことですが、喉がかわかなくても、一定の時間がたったら水を飲むというように習慣化しましょう。
「軟水」と「硬水」どっちがいいの?
日本の水はほとんどが「軟水」なので、日本人が飲み慣れているのは軟水になるかと思います。
「軟水」と「硬水」の違いは、ミネラルウォーターに含まれているマグネシウムとカルシウムの量によりわけられています。
マグネシウムとカルシウムを合計して数値化した数値が、
1リットルあたり100mg以下のものを軟水
1リットルあたり100mg以上のものを硬水
と分けられています。
軟水は、体への吸収も良いので、体の弱っている人、お年寄り、赤ちゃん、子供には身体に負担とならずに摂取することができます。
そして、硬水は、身体への吸収が良いとは言えないので胃腸に負担をかけることがあります。ダイエット中の人には硬水が良いと言われています。
これは、ダイエット中には不足しがちなミネラルを補ってくれたり、またダイエット中には便秘になりがちなので、下剤にも含まれているマグネシウムを多く含む硬水は、ダイエットに向いていると言われています。
ただ、胃腸に負担が大きく、もともと便通の良い人は下痢になりやすかったりするので注意が必要です。
日本人は軟水になれているので、硬水は慣れるのに時間がかかりそうですね。
ちなみに、水道水も軟水です。
以下特徴を簡単にまとめました。
軟水は、
・日本人には飲みやすい、口当たりがやわらかく、さっぱりしている
・料理に適している。和食やご飯を炊く時に使うとおすすめ
硬水は、
・口当たりが重く、癖のある味
・料理には適さない
・ミネラル成分を多く含む(カルシウムやマグネシウム)
普段飲む時は、飲み慣れている軟水を飲み、スポーツ等で汗をかいた時は、ミネラル成分を多く含む硬水を飲む、と飲み分けをすると健康のために良いかと思います。
自分にあった水を選ぶようにしましょう。